「山根千佳×石黒祥江」同じ鳥取出身の2人が地元食材の「美味しい」をレポート。
鳥取県出身のタレントの山根千佳さんと、同郷で専属スタイリストである石黒祥江さん。違った才能を持った鳥取県出身のお2人が意気投合して、いまに至るまで、地元の料理を食べていただきながら、お話を伺いました。
撮影協力:海鮮レストラン四季庵 米子店
―― 出会ったきっかけ
山根:あるNHKの番組があったんですけど、ホリプロの大先輩がレギュラーで出ていて、その衣装を担当してたのが、祥江ちゃんの師匠だったんです。
石黒:当時はまだアシスタントとしてその人に付いてたんですけど、その番組がリニューアルするタイミングで私も入ることになったんです。その時はまだ仕事を始めたばっかりで・・・。
で、たまたま、その時にホリプロさんの「ほらいずん」っていう社外向け広報誌で、鳥取県出身の山根千佳ちゃんっていう子を見つけたんですよね。しかもすごく綺麗な子だなって!
山根:7年前ぐらい?まだ19、20歳くらいの時期だったんですけど、決まったスタイリストさんとかまだいなくて。
石黒:そう!で、私からマネージャーさんを通して、やりたいですって声を掛けさせてもらったんですよ。そしたら、その1週間後くらいに「やってもらえる?」って返事をいただけて、それから仲良くなって、やっぱり同じ地元だから、小さい頃からよく行ってた駅前のジャスコが同じだったり、共通の知り合いがかなりいたり、すごく盛り上がりましたね!
―― 鳥取県境港で水揚げされるふぐの王様「とらふぐ」。実はなんと偶然、この「とらふぐ」は石黒さんのお父様が養殖されているもので、今回は、ふぐ刺し、ふぐ皮湯引き、ふぐ鍋、〆雑炊を20年かけ開発した「特製だいだいポン酢」でお召し上がりいただきました。
石黒:うちの父はもう本当に仕事人間で・・・。本当に本当に愛情込めて、ふぐを育てたんですけど、1人で始めたふぐの事業だったから、それが簡単じゃなくて最初はすごい大変だったみたいで。
最初は、隠岐の島で単身赴任で養殖をやってたんですけど、ふぐが病気で全滅してしまったりとか、すごく大変だった時期を乗り越えて。すごい大切に育てたふぐだから、実は自分たちで育てたふぐを食べないんです。自分の子供のように思ってるので食べれないんですよ。
―― まずは、ふぐ刺しから。そして贅沢なとらふぐ鍋を。
山根:美味しい!モチモチふっくら!で、しっかり旨味があって、厚みがあるから、食べごたえがしっかりしてて本当に美味しいです。
石黒:私はやっぱりてっさ(ふぐ刺し)が一番好きだな〜。また、このふぐの出汁がでた鍋の白菜とかもめっちゃ美味しいんですよ。最後の雑炊がまた好きで2番目に好きですね。
山根:薬味をふぐを巻いて食べると絶品ですね!もともと薬味大好きで、このポン酢と紅葉おろしとネギと組み合わせが最高です。
石黒:なんだろう、このふぐ用のポン酢って感じ。普通の市販のポン酢ってもっと濃いんですよね。なんかこれは特に結構出汁っぽい感じで、酸っぱすぎない。
20年かけ開発した少し甘めの「特製だいだいポン酢」は抜群の相性。
昆布を入れて火にかける。沸騰直前に昆布を取り出しましょう。
石黒:先に、ふぐを入れて出汁を取るんだよね。で、それから野菜。
―― 消費量、水揚げ量共に日本一の紅ズワイガニ。
紅ズワイガニとは、その名の通り美しく鮮やかな紅色と、 甘くてみずみずしい身が特長。さらに絹糸のように繊細な身と舌ざわりで、カニ味噌も濃厚です。
1年のうち、11月〜3月頃までしか出回らない食べられない 松葉ガニが「カニの王様」なら、7・8月を除いて10カ月間も食べられて紅ズワイガニは親しみやすいのに負けない美味しさの 「カニの女王」と呼ばれています。
境港産 紅ズワイガニ(大サイズ・A級)
山根:紅ズワイガニ、楽しみでした!抜群に美味しいですね。 なんて表現していいのか、ジューシーな感じで!
石黒:うんうん。
山根:なんか味噌とか香りも最高。ジュワーって広がって、食べた後も旨みが口の中で広がってる感じ。
石黒:美味しいね!今回は飲んでないけど、日本酒とかあったら、相まって最高に美味しいんでしょうね!次回はぜひ日本酒も・・・!笑
山根:鳥取県民って普段から蟹を食べてたんですけど、今食べるとすごく贅沢な感じですよね。
石黒:うちの家もひとり1杯出てた。今日はすごい食べやすいようにカットされてるから更に贅沢。盛り付けも綺麗ですね!
山根:やっぱり蟹があるとテンション上がりますよね!
インタビュー後も2人の鳥取愛トークは止まらず、美味しく召し上がっていただきながら幸せそうなご満悦な表情で終えました。
ふるさと物語(鳥取県:星取物語)では、広大な日本海、美しい山に囲まれた魅力的な星取の名産品をお楽しみいただけます。
取材・文・撮影=尾中